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古くなったスーツにも価値がある
古くなったからと言ってスーツを捨てる人がいますが、それは勿体無い話です。スーツには流行があって無いようなものです。傷んでいないスーツは、クリーニングをして大事に保存しておけば、何時で番が回ってくるかわかりません。それだけスーツのトレンドは循環しています。3ボタンのお次は必ず2ボタンが流行り、その繰り返しです。
ただ既製服の安売りで購入したようなスーツでは、型崩れや穴ぼこだらけであれば、致し方ありませんが、高級なスーツであればあるほど、再生が利きます。それだけ長い間着てもらうように、最初から配慮された作りになっています。本当に高級なスーツは、ただ値段が高いだけでなく、ちゃんと先々の事まで考えて作られていますから、傷んだ箇所があっても直して保存しておくことをお勧めします。
今オーダーメードで作られたスーツと同じモノを10年後に作ろうとしたら、いくらになるか想像してください。仮に同じモノが作れる職人がいたらの話です。出来ないことも考えられます。そう思ったら捨てられますか?
お宝はタンスの底に
多分5年か10年後には、ビンテージスーツなんてマーケットが出来ていると考えられます。今でも勉強熱心なテーラーさんの中には、古いスーツをコレクションして、研究されている方もいます。消費者もイギリスやイタリアのスーツに接する機会も増え、目も肥えてきています。カジュアルなジーンズさえプレミアムがつく昨今、もっと価値のある良質のスーツであれば、それなりに評価される時代がきっと来ると思います。
そう考えたら、とりあえず家のタンスの底を探してください。とんだ掘り出し物があるやも知れません。ご自分のスーツでも高級なスーツであれば、取っておいて損はありません。スーツのトレンドのサイクルは、20年と考えれば、20代で買ったスーツが40代でリバイバルするでしょう。それを楽しみにするのもスーツの楽しみ方かもしれません。
最後はリフォーム
どうしようもなくなったスーツの最後の処分方法は、リフォームです。大体スーツはパンツから駄目になっていきますから、普通はジャケットにしたりしますが、あえてリフォームを提案します。そのスーツがいい生地を使い、ご本人の体形が膨張していない事を前提に、新しいスーツに甦らせてしまうと言う方法もあります。購入代金が15万円を目安に、そのぐらいのスーツであれば、5万ぐらいで全く別物のスーツになってしまいます。お気に入りだったスーツをむざむざ廃棄するに忍びないと思っている人は、一考の価値はあります。
リフォームが駄目なら、ジャケットにする手がありますが、スーツをジャケットにするには生地がフォーマルすぎて難しい面もあります。最後はタンスの肥やしにして、復活を待つと言う苦渋の選択がありますが、ちょっと惨めな気もしないではありません。
