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既製のスーツのカテゴリー
スーツは年間800万着~1000万着が作られていますが、既製服としてのスーツが99.7%を占め、オーダースーツはほとんど希少種となっています。これだけ既製服が隆盛を誇っているのは、価格と手軽さだけではなく、サイズモデルの多様化や、デザイナーブランドのスーツやサロンモデルのスーツと言った、さまざまな商品カテゴリーが打ち出されているからです。
基本的な既製服のスーツは、デザインから縫製まで専門の業者が行なって、デパートや小売店に卸すシステムが一般的ですが、大手アパレルのように、海外の有名ブランドとライセンス契約をして、自社もしくは外注委託で、スーツを作ることが大半です。イモずる式に、販売ルートを辿れば、どこのスーツも同じ業者で製造委託しているなんて事もあります。デパートなどで売られているブランドの既成服のスーツは、大手アパレルからの卸しで仕入れたものがほとんどで、自社ブランドと言っても、製造は外部委託です。
このような既製服のスーツは、工場で大量生産されているため、原価は驚くほど安く、激安で売られているスーツが有りますが、品質に多少の差はあっても、卸価格は1万から2万が普通で、流行から外れたり、モデルの古い商品は、二束三文の値段になってしまいます。
ただスーツの基本パターンは、10年20年は不変です。工業生産品ですから、基本パターンを変更するとなると、それだけ費用がかかりますし、利幅の低いスーツ業界では、生地の流行はあっても、デザインの変更は、パーツのバリエーションで済ましています。スーツのパーツの組み合わせで、デザインのバリエーションも対応出来てしまいます。デザイナーズブランドで、少量生産しているブランドでは、製造に関しては他のアパレルと大差ありませんが、生産数が少ない分、手作業の部分が多くなり、良質なものも有ります。
海外の有名ブランドでは、クラフトマンシップが確立されていますから、国内生産とは縫製レベルで違いが有りますが、サイズの面で日本人の体形に合い難いと言う問題があります。従ってライセンス生産で国内のメーカーが独自のパターンを使用して、ブランドを付けて販売しています。日本で有名なバーバーリーでさえ、直営店はなく三陽商会がライセンス生産している状態です。
レディメイドスーツは消耗品?
既成服のスーツを購入する時の基準は、スーツに求める着用期間が大きな目安となります。よくスーツは使い捨てと言う人がいますが、良質なスーツを着た事がない人の弁で、良いスーツは何年も持ちますし、パンツが駄目になっても、ジャケットとして作り直す事も出来ます。
しかしス-ツは、サラリーマンであれば毎日着るものですから、必需品として所有するスーツの構成を考えることが、賢いスーツの利用法と言えます。ケースバイケースで着るスーツも違ってくると思いますが、所有するスーツが全てオーダースーツであるのが理想です。しかしそんな贅沢が出来る人は、裕福な人だけです。一般の人は既成のスーツに甘んじなければなりませんが、毎日の実用的なスーツであれば、丈夫で身体に合ったものである事が必須です。
矛盾した言い方ですが、普段着る機会が多いスーツは、身体にあったものである事が長持ちの秘訣です。身体に合ったスーツでなければ、スーツの一箇所に無理な力が働き、型崩れや破損の危険性が高まります。デパートや大型専門店は品揃えが豊富ですから、兎に角試着しまくって、サイズのあったブランドを見つけることです。最近ではスーツの製造メーカーが、独自のブランドを立ち上げて販売するケースが目立ち始めましたが、デパートなどよりも中間マージンがない分、割安な事が多いです。購入する場合、ブランドや店構えで判断するより、スーツを試着して判断する事をお勧めします。同じ林檎なら、八百屋で買おうがデパートの食料品売り場で買おうが同じ事です。
デザイナーズブランドのスーツで、アルマーニとかアクアスキュータムとか海外有名ブランドを購入する場合は、セレクトショップでインポートものを購入する事をお勧めします。同じブランドでもインポートのスーツとライセンス生産されたものとでは、別物と考えた方が賢明です。ただしサイズが合う事が、あくまでスーツを選ぶ上での大前提です。
販売員と仲良くなって、賢くスーツを買おう
既成服のスーツを買う場合でも、販売員と親しくなると、何かと貴重な情報や良いスーツを教えてくれます。賢く既製服のスーツを買う場合は、販売員が唯一の情報源と言えますから、対応の良い販売員で、商品知識が豊富な人を見つけることから始めます。商品知識が豊富と言う事は、色々なブランドに精通していて、ファッショントレンドにも詳しい人を言います。
このような人はセレクトショップに多く、デパートなども出向社員や派遣社員に多く見受けられます。一言で言えばファッションが好きな販売員ですが、アドバイスを求める形で、商品情報をゲットするわけです。話し好きな人であれば、勝手にウンチクを話し始めますから、聞き上手に徹して、そのブランドについての意見を求めると良いでしょう。何せ販売している側の意見ですから貴重と言えますが、ブランドの欠点いついての情報が最も貴重です。
何度かスーツを購入する事で、顔見知りになれば、バーゲン情報や割引情報を得る事も出来ますし、最新の人気のスーツを取っておいてくれることも有ります。対面販売では人と人とのコミュニケーションがベースですから、販売員と顧客の関係も、親しくなれば、既製品と言っても、色々便宜を図ってくれます。ただ店に行ってスーツを購入するだけでなく、お気に入りのブランドやお店が出来れば、人脈作りをしておく事が良質なスーツを手に入れる賢明な方法と言えるでしょう。お互い名前で呼ぶようになれば最高です。
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