メンズスーツの時間

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ダンディ&色気のスーツは「グレーのダブルブレステッド!」

一般に、シングルブレステッドのスーツに比べると、ダブルブレステッドはやや重厚な印象を持たれていることが多いようです。特に我が国では〝オジサン〟のイメージがどうしてもつきまといがちです。

しかし、メンズスーツの本場、イタリア、イギリスでは、ダブルを着こなせてこそ本物の〝紳士〟とみなされます。今シーズン、ヨーロッパより届いた「新生•ダブル」を身に纏い、ワンラク上の大人の男をめざしてみませんか。おすすめは、グレー×ストライプ。ダークトーンからライトまでバリエーションはかなり豊富です。

サイズはジャストフィットで、お尻がちょうど隠れる着丈が今年らしいです。細身のシルエットを意識して色気香る〝ダンディ〟をキメましょう。ビジネスシーンにも通用する社会性を持ちながら、個性的な洒脱感も演出できるダブルブレステッドスーツは、着回しにも最適。モンクストラップでエレガントに、あるいはデザートブーツでドレスダウンするのもいいかも。

ネイビーやパープル系の落ち着いたトーンのタイと合わせれば、さらに今年らしい雰囲気に!

ペールトーンのレイヤードが

今シーズンは、ソフトな素材の風合いを生かした〝ペールトーン〟が街に旋風を起こす予感!ベージュ系のジャケットに同じくベージュ系のグレーストール、そしてベージュ系ポロシャツという〝淡色重ね〟がおすすめです。

ベールトーンのレイヤージャケットは、『シングルブレステッドの1つボタン』。ジャケット着用時に、しっかりボタンは掛けましょう。このスタイリングは、淡色が織りなすグラデーションが優雅な空気を醸します。全体的に淡いトーンながら、それぞれのアイテムの表情が異なるため、茫洋としたイメージにはなりません。ポイントは〝上品顔なジャケット〟をポロとストールでカジュアルに崩すというところ。ドレッシーさとラフさが絶妙に混ざり合う〝黄金バランス〟をコーディネートに取り入れてみてはいかが!?

ポロシャツは、コットンや麻素材のシャツに置き換えてもOKです。第一ボタンのみ外し、かっちり感を演出しましょう。また、「ストールはちょっと…」という方は、胸ポケットにベージュ系のチーフを差すのもアリです。オシャレ上級者のあなたには、袖口のちょこっと〝ロールアップ〟がおすすめ。3〜4センチ折り返し、裏地を少しみせるぐらいの幅がGOOD!

ダンヒルの「セルフポートレート」シリーズ

スーツの聖地、イギリスを代表するラグジュアリーブランド、〝ダンヒル〟。 100年以上の歴史を持ちながら、現代的なテイストを伝統と掛け合わせる手腕はさすが。ここ数年、アイテムごとにクリエイティブ•ディレクターを向かえ、新たな創造性を加えてきたダンヒル。シャープなシルエットのスーツならおまかせといったところでしょう。

ダンヒル現在、店頭で展開しているダンヒルのコレクションは「セルフポートレート」をテーマとしてかかげています。パブリックな場での男性の自己表現とは何かを、〝装い〟を通して提案。テイラリングは、ノッチラペル、2つボタンまたは3つボタン、丈長でスリムなシルエット、そして小粋なウエストコーとを取り入れたスリーピーススタイルが特徴的です。

シルクウールなど最上級の素材と仕立ての良さが際立つだけでなく、トラディショナルな雰囲気を漂わせながら、シャープな印象を与えてくれます。「スリ—ピースはちょっと勇気が出ないな…」というあなたには、ジャケットのみのシンプルなコーディネートがおすすめ。旬な〝パープル〟をタイやカフスに取り入れて、アクセントを加えてみてはいかが?

注目のモダンブリティッシュ•ブランド

メンズファッションの漂流として、世界中の男性達の憧れであった〝サヴィル•ロウ〟のテーラー。頑なまでに昔ながらのスタイルにこだわる、そんな伝統的な紳士服の世界に一石を投じたのが、1990年代に登場したティモシー•エベレストです。

モダンフリティッシュ今シーズンは、70年代のヨーロッパからインスパイアされた1つボタンのワイドピークラペルのモデルが新しく誕生。また、ザヴィル•ロウの伝統の仕立てと斬新なスタイルを融合させ、ニュービスポークテーラリングをリードしてきたリチャード•ジェイムス。イエローやピンク、ライラックなどの鮮やかな色を使った巧みな表現力に、シェイプされたウエストやフレアな袖口のカッティング。

この相反する要素を一着のスーツに仕立てる才覚こそこのブランドならでは。また、ピーター•ジョンストンは、モダンなテイストを持ちつつ、ディテールに伝統を取り入れた職人気質のブランド。今シーズンからは、ターンナップ下付やパイピングなど、特徴的なディテールのモデルも登場しています。

アメリカよりブランド

サックススーツに端を発するアメリカントラディショナルといえば、ブルックスブラザース。フロントにダーツをいれないボックスシルエット、美しいロールを描く段返り、飾らないナチュラルショルダーなど、アイビー、プレッピーといったスタイルをベースにしながらも、着心地にこだわる仕立ては健在です。

アメリカよりブランド今シーズンも古き良きアメリカを継承しています。また、J.プレスは、100年にも及ぶ老舗。3年前より外部のディレクターを起用して以降、イメージを一新してきました。今シーズンは、高い位置でのウエストシェイプ、シングルブレステッドのピークドラペルなど、スタイリッシュなアメリカンスーツに仕上がりました。「MARKA」のデザイナーである石川俊介氏とのコラボレートアイテムも展開中です。

ナロースタイルが得意なヒッキー•フリーマンの注目は、〝グレーのシングル、2つ釦〟です。一見、エッジーに見えるカッティングですが、袖を通すと着心地の良さに驚くこと間違いなしです。丁寧なハンドワークによって仕上げるもの作りは、伝統と品質を重んじるこのブランドならではです。